condition や forEach でもダイナミックプロパティ

Teeda 1.0.13-rc2 から,condition や forEach でもダイナミックプロパティが使えるようになりました.
Teeda 1.0.12 から condition や forEach を使える要素が増えたことと合わせて,表現力が大きく向上したと思います.
特に従来は colspanrowspan を使ったテーブルの表現が難しかったと思うのですが,それも簡単というか自然に表現できます.
以下は Teeda HTML Example に含まれている例.

<table border="1">
  <tbody id="productItems">
    <tr>
      <th id="isCategoryColumn" rowspan="2">
        <span id="category">カテゴリ1</span>
      </th>
      <td>
        <span id="name">プロダクト1</span>
      </td>
    </tr>
    <tr id="mockRow">
      <td>プロダクト2</td>
    </tr>
  </tbody>
</table>

テーブルの 2 行目はモックなので,実行時には無視されます.
1 行目の最初のカラムは condition なので,categoryColumn プロパティが true の場合のみ描画されます.
実行時は,前の行と同じカテゴリだったら categoryColumn プロパティが false になるようにすればこの <th> とその内容は描画されません.
描画される場合は,同じカテゴリのプロダクトが続く数を categoryColumnRowspan プロパティの値にすれば,それが rowspan 属性の値となります.
簡単でしょ?


Teeda HTML Example が動いているならこの URL で確認できます.


1.0.13-rc2 リリース

しました.

■ 重要な変更点

  • <span> 要素に限らず,<div> 要素及び <caption> 要素も outputeText にマッピングされるようになりました.
    • 1.0.12以前と同様にすることも可能です.詳細は「outputTextについて」を参照してください.
  • outputText の id 属性が "xxxLabel" となっている場合は,<a> 要素の直下でなくても outputText にマッピングされるようになりました.
    • 1.0.12以前と同様にすることも可能です.詳細は「ラベルについて」を参照してください.


■ 変更内容

Teeda 1.0.13-rc1 からの変更点は以下のとおりです.

  • Bug
    • [TEEDA-437] - 画面遷移した後にブラウザの「戻る」で前のページに戻って condition の中のサブミットボタンを押しても do〜() メソッドが呼ばれない場合がある問題を修正しました.[Seasar-user:12866][Seasar-user:12921]
  • Improvement
    • [TEEDA-438] - condition および forEach でダイナミックプロパティをサポートしました.
    • [TEEDA-439] - FacesMessageHelper でコンポーネントのクライアント Id を指定してメッセージを追加できるようにしました.[Seasar-user:13004]
    • [TEEDA-440] - 属性 (id を除く) の値に "〜Label" を指定すると 〜 をキーとするラベルの値を出力するようにしました.[Seasar-user:12989]
    • [TEEDA-441] - outputText を <span> だけでなく <div> と <caption> にも対応し,id が "〜Label" だったら 〜 をキーとしてラベルを参照するようにしました.
  • Task


■ ダウンロードはこちらからどうぞ.


Maven2 からのご利用はこちらを参照ください.