Re:JavaIDEのこれから

IDE のシェアが大きく動くかどうかは分かりませんが...
たぶん,きしださんは分かっておられると思いますが,Eclipse って IDE そのものというより IDE のプラットフォームですよね.今は RCP サポートもあるので IDE だけのプラットフォームでもなくなっていますが.
ともあれ (JW),素のままの Eclipse というのは例えば Linux カーネルみたいなもので,きしださんがいうところの「この文章を読んでいる人」じゃない人が意識して使う状況が続いているのはいかがなものか (笑).
Linux だとカーネルだけ持ってきて使うなんて普通はあり得なくて,数多あるディストリビューションから適当なものを選んで使うことになるわけですが,同じように様々な「Eclipse ディストリビューション」があってもいいんじゃないかと思うわけです.


そんな「Eclipse ディストリビューション」の代表といえば,IBM の RAD (Rational Application Developer),旧称 WSAD (WebSphere Studio Application Developer) でしょう.最初から膨大な量のプラグイン込みで配布 (というか販売) されていて,インストールするだけで アプリケーションサーバである WAS (WebSphere Application Server) やホームページビルダーもどきのポトリペタペタな HTML/JSP 編集ツールなどなどをすぐに使うことができます.っていうか,使い切れない (なにがあるのか把握しきれない) くらい,膨大なプラグインが入ってます.StrutsEJB の開発支援は当然として,メインフレーム (CICS) に接続するためのプラグインなんかもあったかな? XML スキーマを作成するためのプラグインなんかもあったような.でも,「この文章を読んでいる人」愛用のプラグインは入ってなさそうだったり.(^^; ターゲット違うからね.
ともあれ (JW),次期 Borland JBuilderEclipse ベースになるという事で,それもまた同じような「Eclipse ディストリビューション」と捉えることができるでしょう.
これらは Linux でいうと RedHatSUSE (Novell) に相当するものだと思いますが,そうすると Debian に相当するものとか,もっといろいろな「Eclipse ディストリビューション」が出てきてもいいんじゃないかな,と思ったり.
そうなれば,「この文章を読んでいる人」じゃない人なんかはステキ機能が満載の「Eclipse ディストリビューション」の新バージョンが華々しくリリースされた時に飛びつけばいいわけで.


Eclipse ディストリビューション」も,いくつかのプラグインをかき集めてきてインストールしたものをアーカイブするだけでも十分だったりすると思うので,ちょっとした「俺様ディストリビューション」くらいはすぐにでもできそうですよね.
そんなわけで (どんなわけで?),KijimunaS2JSF プラグイン,Quick JUnit プラグインに Sysdeo Tomcat プラグイン (これからは WTP か) に backport175 プラグインなんかをあらかじめインストール済みの「Seasar Eclipse ディストリビューション」なんてあってもいいのかも.せめてスプラッシュくらいは狛犬にしちゃったりなんかして.(^^;