Prolog 写経記 その 50 ale/2

(ほぼ) 毎日淡々と Prolog を写経します．元ネタはこちら．

Prologユーティリティライブラリ

今日は ale/2 を写経します．

解説

ale(X, Y) はアトム X とアトム Y とがアルファベット文字列として等しいか，アルファベット順にみて X が Y より前にあるときに成功する．

ale ってアレやコレの ale じゃなくて (無理矢理)，ASCII の less equal ですね．
Java でいうと．．． String#compareTo(String) で結果が 0 以下 (≦) みたいな．

モード

ale(+, +).

ふむ．

定義

では，こいつの定義を写経しませう．

ale(X, Y) :-
	name(X, L),
	name(Y, M),
	ale_ASCII(L, M).
ale_ASCII([], []).
ale_ASCII([], [_ | _]).
ale_ASCII([H | Q], [H | S]) :-
	!,
	ale_ASCII(Q, S).
ale_ASCII([X | _], [Y | _]) :-
	X < Y.

えーっと，最後の不等号の向き以外，age/2 と同じなので以下略．

っていうか，

ale(X, Y) :-
	age(Y, X).

じゃダメなのかなぁ？ (^^;

注記

ale は比較対象がアトムでないときは失敗する．

らじゃあ．
っていうか，SWI-Prolog ではうまくいかないわけですが．こぴぺ．

例

では使用例を写経しませう．

2 ?- ale('Word', 'Word').

Yes
3 ?- ale(predicate, pred).

No
4 ?- ale('Jane', 'John').

Yes
5 ?- ale(-13.7, -13.7).

Yes

最後の例，写経本では冷たく No と言われてお終いなんですが，以下略．

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