S2JCA & S2JMS 1.0.0-RC1 リリース

しました.

1.0.0-M2 リリースの際に,次のリリースは 1.0.0-Alphaと告知していたのですが,利用頂いている方からリリース済みの M1 や M2 が Alpha 未満というのはちょっと困るという話があったので,今回のリリースは 1.0.0-RC1 ということになりました.

1.0.0-M2 からの変更内容は以下の通りです.

  • S2JCA 1.0.0-RC1
    • Bug
      • [JCA-1] - S2 コンテナの終了時にアウトバウンドコネクションがクローズされない問題を修正しました.
    • Improvement
      • [JCA-2] - commons-lang のバージョンを 2.1 から 2.3 に更新しました.
      • [JCA-3] - WmqResourceAdapterDeployer にスレッドプールのスレッド数を引数とするコンストラクタを追加しました.
      • [JCA-4] - RarResourceAdapterDeployer および WmqResourceAdapterDeployer で,Rar ファイルと同じディレクトリにある Jar ファイルを自動的にクラスパスに追加するようにしました.
  • S2JMS 1.0.0-RC1
    • Bug
      • [JMS-5] - MessageReceiver で JMS メッセージを受信する度に javax.jms.Connection#stop() を呼び出さないようにしました.
    • Improvement
      • [JMS-1] - MessageSender および MessageReceiver で,送信または受信したメッセージおよびそのヘッダの一部を取得できるようにしました.
      • [JMS-2] - JndiDestinationFactory の evn プロパティ (JNDI 環境プロパティ) を Hashtable ではなく Map で設定可能にしました.
      • [JMS-3] - MessageSender で,送信するメッセージのヘッダを設定できるようにしました.メッセージのプロパティについても,整合性を考慮して addProperty(String, Object) メソッドでプロパティを設定するようにしました.
      • [JMS-6] - MessageSender および MessageReceiver で,送信するメッセージのヘッダ/プロパティや受信するメッセージのタイムアウト時間やセレクタなどを設定する setter メソッドの戻り値型を MessageSender および MessageReceiver にしました.
      • [JMS-7] - S2JMS-Container で,リスナ・コンポーネントの Map 型のフィールドまたはプロパティ (setter メソッド) に @JMSProperty アノテーションが付けられた場合は,JMS メッセージの全てのプロパティをマッピングとして持つ Map<String, Object> をバインドするようにしました.
    • New Feature
      • [JMS-4] - DestinationFactory の実装として,一時キューを作成する TemporaryQueueFactory,一時トピックを作成する TemporaryTopicFactory を追加しました.

ダウンロードはこちらからどうぞ.

Maven2からのご利用はこちらを参照ください.

S2JMS のサンプルも用意したのでご利用ください.

09/09 に予定していたサンプルが前倒しで準備できたので,残る大きな課題は Dolteng 対応くらいになりました.
そんなわけで (どんなわけで?),今月中に Sandbox 卒業を申請して,次のリリースを 1.0.0 (Final) にしようかなぁなどと考えています.
ドキュメント? それはほら,ライフワークだから (笑).