Eclipse と Kinesis

suga さんのところから Eclipse に関する話題.

タブの順番が変わってしまう件。バグだと思っていたのですが、先日 koichik さんに「あれは仕様でしょ」と教わりました。検証してみたところ、確かに、「最終表示時間が一番古いもの」から順番に追い出されますね。LRU。自分ではどれが LRU にあたるのか認識していないため、全く理解できなかった、と。

自分もエディタを触った順なんて憶えてられない人なので,並びを維持するオプション付けるとかして欲しいですよね.

一度に沢山開かないようにする、というのがこれを避ける手かなあ。

私はそうしてます.作業の一区切りで Ctrl+Shift+W です.それに Preferences の「Workbench」−「Editors」で「Close all editors on exit」もチェックです.これで極力エディタを開きすぎないようにしてます.


さらにまこたんのコメント.

http://eclipsewiki.net/eclipse/?EditorList%A5%D7%A5%E9%A5%B0%A5%A4%A5%F3
これ入れたら気にならなくなった(笑)>Eclipse のタブ順

おぉ! と思って入れてみました.しかし...
うーみゅ,パッと見た感じだとそんなに魅力的には見えませんね.デフォルトだと Ctrl+E に割り当てられているやつ (Open Editor Drop Down)で十分というか,むしろビューとエディタで行き来しなくて済むのでいいような?
とりあえず,もちっと試してみるか.


ちなみに私はその「Open Editor Drop Down」を Ctrl+Shift+E に変更しています.あまり使わないから.そのかわり Ctrl+E にはデフォルトでは F12 に割り当てられている「Activate Editor」を割り当てています.これでビューからエディタに一発でフォーカスが移るので使いまくり.
というのもですね,私が使っているキーボード,Kinesys Contoured って PF キーがヘボヘボなのです.いわゆるパコパコでサイズは極小.それが左に ESCF1F8,右には F9F12PrintScreen 他が等間隔で並んでいて,ちゃんとキーを見ないと押せません.そんなのとてもじゃないけど使ってられないわけで,しょうがないので PF キーを使わなくても済むようにいろいろと一工夫しなきゃいけないのです.おまけに,男としては手が小さめのおいらにはKinesys は微妙にサイズが大きくて,デフォルトで割り当ての多い Ctrl+Shift+X はちょっと苦しい.むしろ 親指一本で押せる Ctrl+Alt の方が押しやすい場合も多かったりします.
そんなわけで (どんなわけで?),私の Eclipse のいぢり具合を晒してみるテスト.


まず,とても重要なことなのですが,Preferences の「Workbench」−「Perspective」で「Open a new perspective」を「In a new window」にしています.こうすると,パースペクティブ毎に独自のウィンドウで開くことが出来ます.自分の場合,「Resource」「Java Browsing」「Debug」の 3 つのパースペクティブ (ウィンドウ) を常に一緒に開いています (Eclipse を終了する時にこの 3 つを開いたまま Alt+X すると,次に起動した時もこのまま一緒に開きます).
そして dicon ファイルなんかは Resource のウィンドウで,Java のソースファイルは Java Browsing のウィンドウで開きます.Java ソースと dicon を行き来する時は,Windows 標準の Alt+Tab で切り替えられるのでちょっとラクチン.しばらく行き来してない時は Alt+W, 1 で確実に Resouce のウィンドウへ.


それから,話題の発端でもあるすでに開いているエディタの切替はこれも Windows 標準といっていい Ctrl+Tab がメインです.これって Eclispe でも標準で設定されているかと思ったら,自分で設定してたのね.ここまでの設定をまとめると次の通り.

Key When Category Name
Ctrl+E In Windows Window Activate Editor
Ctrl+Shift+E In Windows Window Open Editor Drop Down
Ctrl+Tab In Windows Window Next Editor
Ctrl+Shift+Tab In Windows Window Previous Editor

んで,Java Browsing というパースペクティブなんですが,エディタやビューのレイアウトをちょっとだけ変えて使ってます.

Projects
Packages

Types

Members




Editor



Probrems, JUnit, Console, etc...

まぁ,たいした違いはありませんね.縦の長さが足りなくなりがちな Projects ビューを下に延ばしたくらい.
で,エディタからこれらのビューへ移動するために,次のような設定をしています.

Key When Category Name
Ctrl+2 In Windows Views Java Projects
Ctrl+3 In Windows Views Java Packages
Ctrl+4 In Windows Views Java Types
Ctrl+5 In Windows Views Java Members
Ctrl+Alt+V, (Ctrl+Alt+)A In Windows Views Ant
Ctrl+Alt+V, (Ctrl+Alt+)B In Windows Views Breakpoints
Ctrl+Alt+V, (Ctrl+Alt+)C In Windows Views Console
Ctrl+Alt+V, D In Windows Views Debug
Ctrl+Alt+V, (Ctrl+Alt+)U In Windows Views JUnit
Ctrl+Alt+V, (Ctrl+Alt+)O In Windows Views Outline
Ctrl+Alt+V, (Ctrl+Alt+)P In Windows Views Problems
Ctrl+Alt+V, (Ctrl+Alt+)S In Windows Views Search
Ctrl+Alt+V, (Ctrl+Alt+)V In Windows Views Variables
Ctrl+^ In Windows Window Next View
Ctrl+Shift+^ In Windows Window Previous View

括弧付きのやつはそれがありとなしの両方を設定してます.例えば Ant ビューへ移動するのは Ctrl+Alt+V, ACtrl+Alt+V, Ctrl+Alt+A の二通り.だって指の同期がうまくとれないことが多いのだ.心より恥じる.んで,Ctrl+M でビューを最大化 (エディタでも有効),Ctrl+E で最大化を解除しつつエディタに戻る,って感じ.
で,Java Browsing パースペクティブで新しいエディタを開く場合,今見てるパッケージと同じものだったら Ctrl+4 で「Types」ビューに移動,クラスまたはインタフェースの最初の 1,2 文字を打って (または Kinesis ではホームポジションで押すことのできるカーソルキーで上下に移動して) Enter で エディタを開けます.さすがにソースフォルダやプロジェクトが違うやつを開きたい場合は Ctrl+Shift+T (Open Type,デフォルトのまま) しますが,近くの型はこっちが便利.
同じくメソッドの移動も Ctrl+5 して「Members」ビューへ行って最初の 1,2 文字を打って Enter で可.でも Ctrl+O (Quick Outline) や Ctrl+Shift+Down (Go to Next Member) / Ctrl+Shift+Up (Go to Previous Member) もあるからそんなにしょっちゅうは使ってないかも.
さらに,Kinesis の場合,「^」は Tab キーの上にあります.そんなわけで (どんなわけで?),Ctrl+Tab でエディタをパタパタするように,Ctrl+^ でビューをパタパタできるようにしてます.あまり使わないけど.


当然ですが,テストクラスとその対象クラスのエディタをパタパタするには Quick JUnit プラグインを使います.こいつ関係の設定は以下の通り.

Key When Category Name
Ctrl+P
Ctrl+U, (Ctrl+)P
In Windows Quick JUnit テスティングペアを開く
Ctrl+U, (Ctrl+)T In Windows Quick JUnit JUnit テスト
Ctrl+U, (Ctrl+)D In Windows Quick JUnit JUnit デバッグ

Ctrl+P はデフォルトでは印刷ですが,Eclipse で印刷する事なんてありません.貴重なCtrl+一文字のショートカットを印刷ごときに割り当てておくなんてもったいないので,頻繁に使う「テスティングペアを開く」に割り当ててます.「JUnit テスト」が Ctrl+U, (Ctrl+)T なのはまさに Unit Test でお気に入り♪ ともあれ (JW),まさーるさんとかくたにさんに感謝!


ついでに実行・デバッグ関連の設定 (一部).

Key When Category Name
Ctrl+6 In Windows Run/Debug Step Over
Ctrl+Shift+6 In Windows Run/Debug Step Into
Ctrl+7 In Windows Run/Debug Step Return
Ctrl+Shift+7 In Windows Run/Debug Step Into Selection
Ctrl+8 In Windows Run/Debug Resume
Ctrl+Shift+8 In Windows Run/Debug Run to Line
Ctrl+R, (Ctrl+)D In Windows Run/Debug Debug Last Launched
Ctrl+R, (Ctrl+)R In Windows Run/Debug Run Last Launched
Ctrl+R, (Ctrl+)S In Windows Run/Debug Suspend
Ctrl+R, (Ctrl+)T In Windows Run/Debug Terminate

なんせ PF キーがヘボヘボな Kinesis.デフォルトでは PF キーを多用するデバッグ関連が一番悩ましいところだったりします.そんなわけで (どんなわけで?),デバッグ関連は Ctrl+(Shift+)68 で頑張ってます.極力デフォルトの PF5PF8 あたりの配置に合わせたかったのですが,普通のキーボードでは 4 つが連なっている PF5PF8 と違って Kinesis の (PF キーじゃなくて上段にある) 5 と 6 はとっても離れているので,デフォルトでは PF5 の「Step Into」なんかは Ctrl+5 に割り当てるのはあきらめて Ctrl+Shift+6 にしてます.


あと,リファクタリング関係は Alt+Shift+X という手の小さな Kinesis 使いにはいぢめとしか思えないような割り当てがデフォになってたりするのですが,右手で Alt,左手で Shit+R (Alt+Shift+R,「Rename - Refoctoring」のデフォ) みたいな感じでやりくりしてます.でもでも,この辺のショートカットはあまり覚えられないので Alt+T でメニューを開く方が多いかな.
そんなわけで (どんなわけで?),「Refactor」と同じく Alt+T をメニューに使いやがる Sysdeo 「Tomcatプラグインは邪魔以外の何者でもありません.よって,Java Browsing パースペクティブでは「Window」−「Customize Perspective」の「Commands」タブを開いて「Available command groups」にある「Tomcat」を抹消 (チェックを外す) です.これで Alt+Tリファクタリングのもの♪
ちなみに Debug パースペクティブでは Alt+TTomcat プラグインのもの.なので,Alt+Tab で Debug パースペクティブ (を表示しているウィンドウ) へ行って Alt+T, STomcat 起動です (デフォ).Tomcat の起動ごときはこれで十分.


ってな感じでマウスや PF キーに手を伸ばさずに Kinesis で快適に Eclipse すべく,いろいろ試行錯誤しています.これでずいぶんと楽になりました.