日経エンタテインメント! 2006 年 4 月号 (No.109)

id:abcbsnbc さんからコメント頂きました.

>大西編集長自ら「死語」と語っていた
これはどこで見た情報でしょうか?
差し支えなければ教えて下さい

見覚えはありますが,差し支えはありません.
タイトルのとおり,「日経エンタテインメント!」です.
「明日のスーパースター 100」という特集の筆頭として蛯原友里ちゃんが紹介されているのですが,その中に「かわいいの軌跡」という大西編集長へのインタビューを含んだコラムが掲載されていました.

「全くピンとこなかった」−これは「CanCam」大西豊編集長が初めてエビちゃんを見た時の感想だ.ただ,「(手首足首の細さなど) 骨格だけは気になった」(同) ので,試しに起用したという.


だが撮影をしてみると,写真の仕上がりが予想外にいい.それから 3 か月ほどたったときには,「モデルとしての勘のよさが如実に表れてきて,読者からの反響も大きく,(雑誌の) メインになるかなと思った」(同) という.こうして人気者への道を歩んでいったのだ.


タイミングもよかった.というのも,若い OL のファッショントレンドがフリルやハートマーク,ピンク色に象徴される「かわいい系」に傾斜していったからだ.90 年代後半は強いカッコいい女性が求められたのに対し,その頃からは異性に愛されるような女性が憧れに変わってきた.大西編集長は「特にこの半年は急激です.例えば去年までの "カッコかわいい" というキーワードはもう死語.今は "女のコらしくてかわいい" が最も時代をとらえている」と語る.そして,それを象徴するのが彼女.時代の追い風も吹いたわけだ.


さらに同誌が音頭を取って,アパレルメーカーにエビちゃんに似合うようなかわいい系の洋服を作らせ,それを着た彼女が誌面を飾ることで洋服が売れる.ひいては雑誌ブランドとエビちゃんの影響力を高める,という好循環をも生み出していった.


もちろんこれも,まるで全盛期の松浦亜弥のように自身を客観視して,「かわいい」に徹する姿勢があったからこそ.そんな本人の前向きな正確と雑誌の作ったキャラ,そして時代がマッチして,エビちゃんは OL のアイドルとなり,社会現象を巻き起こした.

「死語」と断定されてしまった「カッコかわいい」ですが,ちょっと行きすぎたかわいい系に代わって鮮やかに復活!!
かと思ったのですが...