ごめんなさい
http://d.hatena.ne.jp/khi/20041129#c でのやりとりについて.
khi さん,takai さん,不快な気分にさせてしまったようで申し訳ありませんでした.お詫びします.m(__)m
と書いたそばから takai さんにレス.反論ではなく釈明ということで.
さて、小林さんがおっしゃってる「同レベルの状況」についてですが、この点についてもいまいちよくわかりません。具体的には何を指して「同レベル」とおっしゃっているのでしょうか。また、「オープンソースプロダクトの開発者」と「Seasarプロダクトの開発者」に求められていることの違いについても同様です。具体的にご指摘いただけると、建設的な議論が進むと思うのですが、いかがでしょうか。
「具体的に」といわれると非常に困るのですが,前者について言うと例えばひがさんがいきなり「Seasar のサポートはあまりやらないと思います」と言ったらどう思いますか? 何とも思わない人もいるかもしれませんが,多くの人ががっかりするのではないでしょうか? すでに S2 を使っている人達は不安にならないでしょうか? もちろん未来永劫ひがさんが一人で S2 をサポートしていくわけではないでしょう.そのための NPO 法人設立でしょうし,実際すでに S2Struts などのサポートやメンテナンスは手放しています.しかし,その際にひがさんはいきなり「S2Struts のサポートはしないと思います」と言い出したわけではなくて,後を引き継いでくれる人を募ったじゃないですか.そういう違いです.
後者については,例えば一番の目標が CVS に入れることだとして,その CVS はどこのものでも構わないのか? というとそういうわけではなくて,「Seasar プロジェクトの」CVS に入れることが目標ではないかと推測するわけですが,じゃあなぜどこぞの CVS ではなくて,「Seasar プロジェクトの 」CVS なのか? まさにそこに違いがあるのではないか? ということです.例えば名誉? でも名誉ってただで手にはいるわけじゃないと思うわけです.あるいは注目度の高いところで公開することで多くの人に使ってもらえるから? でも多くの人に注目されて多くの人に使われたら,その人達への対応も必要ですよね.作ったものを公開する手段はいくらでもあるのに,なぜ Seasar プロジェクトとして公開したいのか? それによって何らかの満足度が得られるからでしょう.その満足を得るために,多少の責任みたいなものが必要になることはあるんじゃないかと思うわけです.それが面倒なら,もっと負うものが少なくてすむ公開の方法もあるでしょう? そういう違いです.全然具体的じゃなくて申し訳ありませんが.
一つ加えておくと,Seasar プロジェクトの「顔」はひがさんだと思うんですよ.それにはぶさん,まさたかさんかな.自分じゃないわけです.これがどういうことかというと,自分がやったことのせいでひがさん達の評判を落とすかもしれないという事です.掲示板で叩かれたりね.こういう事を書くとはぶさんなんかは「俺は叩かれ役だから気にするな」とか言ってくれるかもしれないけれど,こっちとしては気にしないわけにはいかないのです.ましてや,はぶさんやまさたかさんは会社の看板も背負っているわけです.Seasar プロジェクトに貢献したいと思いつつ,この人達の足を引っ張ることはしたくない.その点で Sandbox プロジェクトはちょっと心配で,勢いで集めてはみたものの,これが先々 Seasar プロジェクトに迷惑をかけてしまうんじゃないかという不安もあるのです (期待の方が大きいですけどね).そのせいで,過剰に防衛本能みたいなのが働いてしまったかもしれません.それが結果的に足を引っ張ってしまった感は否めませんね.
このままでは、単に小林さんが「お前の態度が気にいらないから、仲間に入れてやらない」とゴネているようにしかみえません。各人ができる範囲のなかでリソースを持ち合ってプロダクトをつくっていくというプロセスがオープンソースの優れた利点であると思うのですが、その点について、小林さんはいかがお考えですか?
そのようにしか見えなかったのなら,非常に残念です.実際のところ,「お前の態度が気に入らない」と思うほどのやりとりを khi さんとはできていないわけですから.釈明させて頂くと,「各人ができる範囲のなかでリソースを持ち合って」という部分は自分も考えていて,だからコードを提供して頂くだけでも構わない,という事を書いていたわけです.そして,khi さんにどこまでやっていただけるのか伺ってもいたわけです.個人的な事情としては,S2WebWork (S2XWork) については wizardp さんの方に先に声をかけていたこともあり,うまく分担してもらえないかという期待もありました.「各人ができる範囲のなかでリソースを持ち合ってプロダクトをつくっていくというプロセス」というのは間違いなく共同作業だと思うのですが,そのための意思統一...だと大げさかな? 方向性というのか価値観の共有というのか,そのあたりの難しさを感じました.
さて ML 読むか... この件のせいか,いつもより随分と量が多くてびっくりしました.
04:45 追記
私としては「active に contribute してくれている人」に後をお願いするのが良いと思っていたわけなのですが、id:koichik さんは「active に contribute したいと表明した人」に後をまかせるべきだと考えているように感じます。
なるほど,現状の認識がまるっきり違っていたようですね.
khi さんにとって S2WebWork/S2Quartz は,これまでずっと開発を続けてきた,過去のあるものなんですね.考えてみれば当然ですが,全く気が付きませんでした.私にとっては,S2WebWork(S2XWork)/S2Quartz はこれから始まる (せいぜい始まりつつある) プロジェクトという認識でした.ですから,「active に contribute してくれている人」が存在するなんて考えもしませんでした.私の視点からは, khi さんも wizardp さんも,どちらも「active に contribute したいと表明した人」という認識だったのです.率直に言うと,wizardp さんは表明してくれていたけれど,khi さんは表明してくれているのかどうかさえよく分からなかったというところです.wizardp さんの開発意向に対する khi さんのコメントがああだったのも今になってようやく理解できた気がします.
コミュニケーションって難しいな...